5回目となる今回、ご紹介するメタルアーティストは、ブラジルのメロディックパワーメタルバンド、HIBRIAです。
今まで、HEAVY METALという総合ジャンルから派生したメロディック系メタルバンドの中でも、「美旋律」に特化するバンドを多く紹介してきました。故に、キーボードスタイルや、スカイギター、オーケストラなどの煌びやかなサウンドを構築するバンドが多かったですが、それに対してこのHIBRIAは、超正統派ともいえるドンシャリサウンドを構築するメタルバンドで、ザックリ系ツインギターメインでの、パワーに溢れた楽曲が多いです。

HIBRIA(2008年現在)
バンド自体の歴はかなり長く、メンバー全員結構なオッサン集団ではありますが(笑)、デビューは2004年、現段階で出しているフルアルバムは2枚だけ、という比較的最近(?)のバンドです。デビューアルバム発表と共に、その凄まじい楽曲のクオリティーと、歴戦を物語る熟練されたテクニックで、一躍メタル界に新風を巻き起こし、色々と派閥化の目立つHR/HM業界の中でも、正統派のHEAVY METALをフォローするサウンドで、メタラー達に非常に高く評価されました。
何せとにかくテクニックが凄まじく、素人目でも理解できるほどの難解フレーズを所狭しと弾きまくり、更に歴が長い故にバンドのグルーブ感も抜群で、テク志向リスナーにも大きな影響を与えたバンドです。
そしてそんなバンドの評価に多大なる貢献をもたらしているのは、バンドのフロントマンである、ボーカルのユーリ・サンソンの圧倒的な歌唱力であることは間違いありません。血管が切れちまうのではないかと思わせる程の超絶なハイトーンラインを、全く音圧の劣化、音程のズレ、声質の変化なく歌いこなし、そのあまりにパワフルな歌唱は、男らしいというか、男くさいとすら言える程の迫力です。
まさに完膚なきまでの男性的メタルというべき、非常にむさいバンドなわけです(笑)。しかしながら、当然単にガナリ立てるわけでも、不必要にハイトーンで叫ぶわけでもなく、しっかりと作られたメロディラインがあり、サビパートでの盛り上がり、爆発力は、メロディックメタルの真髄を地で行っています。ライブでこそ最も本領を発揮するバンドでもあるでしょう。
そしてそれに負けじとしゃしゃり出る楽器陣も、モチロン特筆すべきところです。特にベースのしゃしゃりっぷりは、他のバンドの追随を許しません(笑)まぁベースがリーダーでしたからね…、もう脱退してしまいましたけど(^_^;)
というわけで、今回も曲を聴いていただきましょう♪2008年に発表された、彼らの2枚目のアルバム、『Skull Collectors』から、「Tiger Punch」です。
どこぞの格闘技の必殺技の名前のようなタイトルの楽曲ですけど(笑)、その超絶なテク、超絶なハイトーン、超絶な男くささ!
…を是非とも体感してみてください(^_^)
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紹介分がいつもながら素早く聞く気満々で楽しみにしてたのでガックシです(涙)
が、来月のライブに向けてのウォーミングアップはUNDHIFEATさんのCDを日々聴いてるので問題無しです(^-^)v
年末年始に休みがとれたら今までのご紹介バンドをレンタルして聴きまくりたいです☆
携帯だとやっぱ容量が足りないから、機種によっては聴けないかもしれないですね(^_^;)
暇があればレンタルしてみてください♪ただ、結構大きめのレンタルショップでないと、メタル系はかなり悲劇的な扱いを受けている事が多いので、注意が必要です(笑)
当日まで我々のCDを聴きながら、予習がてらに身体を温めといてくださいね〜!
やっぱりテンポが速いのがいいです♪
メタルはニッチなジャンルと言いますが、
メタルバンドは沢山いるんですねー。
この紹介コーナーを読んで、思いました。
将来UNDHIFEATも、誰かのブログで紹介される日が来る事でしょう♪